仕事

キャリアとは、一言で表わすと今まで携わってきた仕事の歴史を指します。仕事を始める理由は人によってさまざまです。目標を達成するため、知識や経験を得るため、責任のあるポジションに挑戦するため、またはただ単に生活に必要な収入を得るために職に就く人も少なくないことでしょう。

どんな仕事が自分に向いているのか、就職活動や転職活動の際に悩む人も多いようです。理想的な職種を見つけることは決して簡単なことではありません。そこで今回は、仕事探しの際の思考プロセスに役立つツールや質問などをご用意しました。この記事が皆さんのキャリア目標達成のお役に立てれば幸いです。

1. 自己分析を行う

時間をどのように使いたいか考えることは、自分が何をしたいか、何に価値を置いているか、自分自身を知る良い機会となります。決して情熱を見つけて、夢を追うべきだと言っているわけではありません。このようなアドバイスは時として人を混乱させます。とは言え、ワクワクすること、楽しいことを追求したいという気持ちはだれでも自然に持っているものです。

2. 動機について考える

自分自身について理解した後、なぜ仕事をしたいのか、その動機について考えてみることは重要です。より初任給の高い仕事を探している人も、リモートで働ける仕事を探している人もいることでしょう。すべてが理想通りの職場を見つけることはほぼ不可能です。何が最も重要か、優先順位をつけることをおすすめします。

3. 長期的な目標を立てる

理想の人生を思い描いてみてください。長期的な視点から個人あるいはキャリアにおける目標を立ててみましょう。管理職を経て、経営幹部のポジションに就くことがゴールですか？マイホームを購入しますか？旅行はお好きですか?もしそうなら、どのくらいの頻度で出かけたいですか?

あなたのゴールは仕事探しにも影響するかもしれません。例えば今後同じ業界で 10 年働きたいと考えているとします。その場合は今後 10 年、その業界が伸び続けるかどうか考慮することが重要です。業務の自動化が進み、需要が少なくなることが予測されるポジションへの応募は避けるべきだと言えるでしょう。

4. さまざまな自己評価テストを受ける

自分自身の性格や長所、さらにどの仕事が向いているかまで、さまざまな自己評価テストでチェックすることができます。しかし、テストに厳しい制限がある場合もあり、受けたくない分野のテストを強要されることもあるかもしれません。完璧な結果を期待するのではなく、自分自身や心に隠れた志望動機を探るためのツールとしてこのようなテストを利用することをおすすめします。テストの結果から有用な情報を得た場合、ぜひそれを将来的なキャリアプランの全体像の一部に組み入れてみましょう。

5. 専門家にアドバイスを依頼する

上記の点を自分自身でよく考えてみることに加えて、さまざまなキャリアのオプションについて直接専門家からアドバイスを受けることも賢い選択です。

まだ大学在学中の場合は、就職課へ積極的に足を運ぶことをおすすめします。カウンセラーやアドバイザーなど就職活動の専門家のアドバイスを受ければ、学生から社会人への切り替えがよりスムーズに進むはずです。

また、キャリアコーチングによるサービスの利用も素晴らしいオプションの 1 つであると言えます。クライエントにどんな職種が合っているのか、その答えを引き出し自発的なアクションを支援することがキャリアコーチの仕事です。もちろん、利用は無料ではありません。コーチの資格の有無や専門分野、職歴、学歴などを確認し、自分のニーズに合っているか確認の上利用することをおすすめします。